まどじゅのらららLA日記

2014月2月 Los Angeles で Sting のコンサート をご覧になったまどじゅさんのリポートです。


2013年2月14日

待ちに待ったバレンタインデー、あさからそわそわどきどきむずむず。でもデートの約束はありません。職場から羽田に直行。深夜の便でロスへ行く予定です。2か月間にわたる、スティングとポールサイモンの北米コンサートツアー。コンサートならニューヨークだし、世界中のファン友達はニューヨークで集まるけど、仕事の関係でどうしても東海岸がメインの3月はお休みがとれないし、なんてったって私は寒いところはいやなので、今回は比較的あたたかいロスに行くことに決めました。ここにもスティングのファン友達がいるし。

でも東京は今朝から記録的な大雪。なにこれ。

ほんとに飛行機飛ぶのかしら。会社で隣りに座っているイギリス人の同僚が、頼んでもいないのに私のフライト状況を、朝から定期的にチェックしている。午後4時ごろになって私の肩をたたき、手で口をふさぎながらぷぷぷっとふきだしてから、「ごめん、別に君の不幸を笑うわけじゃないんだが、君のフライトは正式に遅延が決定したよ。明日の朝7時だって。」 人の不幸をわらってるじゃん!!義理チョコあげて損した!!とりあえずロスのコンサートは土曜日の夜。なんとかそれまでに着きますように。

会社にスーツケースもってきちゃったし、家からは羽田は遠いしこの雪じゃあ朝のフライトに間に合うように羽田へ行くことなんかできないから、空港で一夜あかすことを決心。会社から羽田へのリムジンバスはとりあえず走っててよかった。でも通常30分で着くところがのろのろ運転で2時間かかりました。チェックインして荷物を預けて、航空会社のラウンジへ。毛布ももらえるし足をなげだせるソファもあるし、食べ物も飲み物もたくさんあるぞ。 テレビもあるし、真夜中にソチオリンピックの男子フィギュアスケートもある。ゆづるくんがんばれ!!あ、ころんじゃった!あ、パトリック・チャンもころんじゃった、これはもしかして、あ、金だ金!すごーい!!



2月15日 − ロサンゼルス フォーラム

って羽田の夜を満喫しているとお思いでしょうが私の心は大違い。外は暴風雪になってしまい、全然やむ気配なし。はたして本当に朝の7時に飛ぶんでしょうか。。。。

と、うとうとしたところへ女の子に起こされた。「申し訳ございませんが、たったいま羽田空港が正式に閉鎖されました。お客様の乗られるはずの飛行機も到着しませんし、今後の発着便もすべてキャンセルになりましたので、今から外に出てください。」えーーーーここでぬくぬくあったかくて居心地いいのにぃ。

免税店で買ったものも全部返品、パスポートの出国スタンプも取り消され、集団でチェックインカウンターへ追い出された!!ひどいわ!この時点で、ロスで一緒にコンサートへ行くお友達へ「間に合わないかも」メールをし、絶望感をかかえながらスーツケースをうけとり立ち尽くすまどじゅ。そとはまだ暴風雪。っと、そこへさっき私を起こした女の子がみんなに「皆様の乗られるはずの飛行機が、たった今成田空港に到着しました。出発は未定ですが、とりあえず成田へ行って、次の指示をお待ちください。」そしてスーツケースをころころ転がしながら、国内線到着便ターミナルへ移動し、成田空港行のリムジンバスにのる。どうかどうか神様、コンサートに間に合うように飛行機を出発させてください。羽田をでたときは道路も一面雪がつもり、のろのろ運転だったけど、成田に近づくにつれて雪がすくなくなってくる。そして成田方面は全然滑走路も雪なし、雨がみんな洗い流しちゃったみたい。そして、私の切ない願いを神様が聞いてくださり、成田へ到着するとともに、「出発は1時間後です!!」結局12時間遅れで出発することができました。あーよかった!!

前日の夕方に到着するはずが、コンサート当日の朝6時に到着。ダウンタウンのホテルにチェックインし、ながーいこと浴びてないシャワーを浴び、とにかく寝る。スティングまっててねー!!

ランチタイムにロス在住のSanti君登場。ニューチャイナタウンのおいしい飲茶へ連れてってくれました。それにしても2月だというのに、ロスのサンシャインはあったかーい。凍えてた日本がうそみたい。地元の人曰く、こんなにあたたかい2月は初めてだって。夕方からは上着が必要だけど、昼間はTシャツでも平気。でもまだ眠い。コンサートは夜の8時からなので、またホテルに戻り寝る。午後6時に車でホテルを出発。ご存知の方も多いと思いますが、ロスはニューヨークとちがって広い。ダウンタウンから観光地のサンタモニカやビバリーヒルズ、ディズニーランドもユニバーサルスタジオもみんな離れています。今回コンサート会場になっているフォーラムはイングルウッドという場所にあり、ダウンタウンからは車で30分くらい。明日のホンダセンターはディズニーランドのあるアナハイムにあり、そこはもうちょっと遠い。ロスのダウンタウンは一昔前と違い、とても洗練されていておしゃれで安全になったし、地下鉄も縦横無尽に通っていて、都市バスとあわせればほとんどの場所には行けちゃいます。それが今回ダウンタウンに宿をとった理由。でもやっぱりまだまだ車社会。ラッシュ時にぶつかると大変だけど、やっぱりドライブはたのしいし楽だもんね。

7時に会場に到着。ローマのコロッセオのような風貌に、七色にかわるライトが照らされていてとてもきれい。ここは、今はダウンタウンのステープルセンターへ本拠地を移した、バスケのレイカーズとアイスホッケーのキングズに90年代までつかわれていたところを、ニューヨークのマディソンスクエアガーデンが買収して、大規模な修繕工事をして、コンサート会場として生まれ変わってからまだ日にちがたってない。


(提供Santi君)


今日のチケットは、ロス近郊在住で、2008年のホノルルのポリスツアーや、去年10月のニューヨークでも会った、きれいなきれいなCrestineちゃんと見るので、彼女の到着を待つ。間もなく彼女が到着し、会場入り。

今日の席はど真ん中の7列目。本当にアメリカの大都会でいい席のチケットをとるのは大変。最近最前列で慣れてしまった自分が怖いけど、今回は半分ポールサイモンだし(ポールサイモンファンの皆様ごめんなさい)ここは気をとりなおしてがんばるぞ。


(提供Santi君)

Crestineちゃんいわく、私たちのまわりそこここにセレブがいるらしいのだけど、みんなテレビドラマとかの俳優さんが多くて、映画スターじゃないとわからないまどじゅは、うーん、どこかで顔をみたことはあるけどってゆう程度でわからない。いわゆる7,8列目はいつもセレブ席。まどじゅたちもセレブに見えるかしら。みえねーだろーなー。

会場の外にもまだたくさん人がいるし、会場内の飲み物を買うところにも人だかりがしていて、席はがらがら。会場の周りの道路もまだラッシュ中ではいれてない人もたくさんいるらしく、時間がきてもコンサート始まる気配がない。でもぺちゃぺちゃおしゃべり楽しい。ステージの真ん中あたりに二つのマイクがたっている。左寄りのマイクのそばにスティングのいつものエスニックなテーブルが。後ろにはいつものスティングのコンサートより多い楽器の量。これはバンド二つ分だな。

あれやこれやしている間にやっと会場が暗くなった。バンドのメンバーがでてきた。ドッミニーク!!つづいてスティングとポールも!!あ、スティング髪の毛、去年のNYのときよりもっと短く、ほとんどないよー。頭の形がすてきすぎ!!今日のいでたちはいつものグレーのタイツ地のぴちぴちシャツ、ダークグレーのジーンズの上に、黒っぽいジャケットをきています。のっけからBrand New Day!!ポールも一緒ポールがハモッてます。つづいてサイモン&ガーファンクルの歌、Boy In The Bubble。残念ながらまどじゅはサイモン&ガーファンクルの歌にはうとくて、サウンドオブサイレンスとか明日にかける橋とか超有名な歌しか知らないし、予習も全然してこなかった。それでもスティングが彼らの歌を歌うのを聞くのが楽しみ!スティングもポールもお互いの歌は曲は知ってて演奏はできても歌詞までは覚えてないようで、テレプロンプターをしょっちゅう見てました。このあと私の大好きなField Of Gold。このあとにやっと二人のごあいさつ。ほとんどポールが話してたけど、「僕たちは、同じアパートのビルに住んでいるときからの長年の知り合いで、お互いをよく知っていて、だんだん似通ってきてしまうんだ。僕も長いセックスができるようになった気がする。」みたいなことを言って会場の笑いをとっていました。

このあとポールは一度引っ込みます。この時点までは座っている人多し。そしていきなりMagic!!みんな立ち上がります。Crestineちゃんも私ももちろん!そしてEnglishman In NY。みんな座りません。そして大合唱。のっけからこんなにもりあがっちゃっていいのでしょうか?そのあとHung My Head, Driven To Teasとつづき、なんとLove Is the 7th Waveをやりました。すっごい久しぶり!!楽しみが半減すると思って、このツアーのセットリストはファンクラブの掲示板でもチェックしていなかったので、とってもうれしいびっくりでした。このあとポールがでてきて、スティングと一緒にポールの歌、Mother&Childを歌い、ひとまずスティングはお休み。ポールの独り舞台になります。この時点で会場のファンが、だれがスティングファンでだれがポールファンかわかります。Crestineちゃんはトイレに行ってしまいました。私は別の場所にすわっているSanti君に、預かっていたカメラをとどけに。。。。ポールごめんなさい。

ポールが5曲を歌い、ふたたびスティング登場Fragileです。美しく悲しいドミニクのギターが流れます。初めにうたいだしたのはポール。でも残念ながらあまり感心できるできではありませんでした。やっぱこの歌はスティング一人にうたってほしいなあ。ポールファンのみなさま、ふたたびごめんなさい。

この歌がおわるとスティングがジャケットを脱ぎ、いつものぴちぴちのシャツがむき出しになりました。会場からは黄色い声(まどじゅだけじゃない)そして、ポールも上着を脱ぐマネをして、また会場の笑いをさそっていました。男性ファンたちからの歓声が響き渡ります。がんばれポール!スティングは、「次の曲は僕がアメリカについて抱いていた気持ちそのもの、そして大好きなアメリカに敬意を表して」と添え、サイモン&ガーファンクルの名曲、Americaをポールと一緒に歌います。そしてそのあとスティングが、ポールに「これからは僕だけでファンとの時間を持ちたいから引っ込んで」と冷たく突き放し、ふたたびスティングのソロがはじまります。Messag!!!ふたたび会場がたちあがります。

私たちのイスは折り畳み式で、映画館のイスのようにたちあがると閉じちゃうしかけ。立つたびに膝においてあるバックを椅子の上におくのだけど、背もたれの下の方があいてるので、置き場所がわるいと、椅子がとじてバックが後ろに座っている人の方に落ちちゃう。さっきも一回これやって自分ですぐ拾ったのだけど、今回もまたやっちまったようで、後ろから「バック落ちましたよ」と背中をつんつんされた。「あーごめんなさい、またやっちゃった」とバックをうけとりながら顔をあげると、な、な、な、なんとジョーサムナー君!!!!!!きゃージョー君ジョー君といいながら握手をもとめるまどじゅ。ジョー君はちょっと戸惑いなら、握手してくれました。あ、一応わからないかたの為に、Joe Sumner君、ポリスのツアーの前座をしていたFiction Planeというバンドのボーカル兼ベースで、もちろんスティングの息子さんでございます。2008年のポリスの最後のNYライブ以来のご対面。髪の毛が短くなって、ちょっとふっくらして、すごく日焼けしてる。ここ数年の間に彼は結婚して赤ちゃんもできたのよね。まあまあすっかり大きくなって!パパがうたっているので、とりあえず後ろ髪ひかれる思いで前にむきなおります。でも聞かなければならないことが!!

Hounds Of Winterのあと, They Dance Alone、これも久しぶりに聞きました。ジョー君たちはずっとぺちゃぺちゃ話しててパパの歌全然聞いてない。途中なんかくわっくわっとか言ってアヒルのマネしてるし。なんか私も集中できなくなっちゃった。でもRoxanneがかかって会場大合唱で、パパに引き戻されました。ひきつづきレレレのDesert Roseでもう止まりません。会場中の女の子がレレレダンスです。スティングもまた、ヘッヘッヘッと最前列の女の子一人にねらいをつけ、腰をふります。私も負けずにレレレのレ!途中ちょっと後ろを振り向くと、ジョー君は携帯をいじってました。

このあとふたたびポール登場。二人でボクサーという歌を歌います。そしてふたたびスティングがステージを去り、ポールのソロになりました。ジョー君が気になります。でも後ろ振り向いてばかりじゃ薄気味悪いしポールに失礼なので、耳をすまして後ろの気配を聞きます。(するべきことがまちがっている!!)後ろはあいかわらずざわついていて、人の入れ替わりが激しい様子。

ポールのソロがおわり、さよなら〜〜〜〜ってポールがステージを去ります。ここでアンコールブレーク。そしてまもなくスティングが登場するや否やおきまりのEvery Breath You Takeがはじまります。これはほとんどスティングが一人でうたいました。そしてLate In The Evenigというサイモン&ガーファンクルの歌。そしてそしてその次は、やっと一番聞きたかった Bridge Over Trouble Water (明日に架ける橋)、サイモン&ガーファンクルの名曲です。スティングが一人で1番を歌います。うつくしい!!ポールが2番を歌います。オリジナルですばらしい!!そしてまたスティングが3番。ポールがハモります。ポールは人差し指をだしたまま手首をくるくるしてスティングを見守り、伴奏を指揮します。これもほとんどスティングが歌いました。そして歌がおわると、両者のバンドメンバー全員前へでて、スティングとポールと手をつなぎ、最後のお辞儀、そして退場。。。。

ここで私は後ろを振り向き、ジョー君に「写真撮っていい?」、ジョー君は笑顔のままちょっと凍りつくと、となりにいたきれいな奥さまが、「ポーズとってあげなさいよ!!」とジョー君を励ます。そして大きく目を見開いてこのポーズ。ありがとう奥様!!そして私は「今度いつ日本に来るの?」と聞くのだけれど、ここで大きな歓声で私の声がかきけされちゃった。ジョー君も自分の耳を指さした後ステージの方を指さして、私も前を見ろとうながす。しかたなく(絶対うそです)前をみると、なんと今夜はおわったかと思いきや、パパとポールが暗闇の中のスポットライトに残り、各々のギターを手にとりました。 そしてポールが、「次の歌は僕がミュージシャンとして友人として尊敬してやまない、僕のアイドル、フィル・エヴァリーの歌です。」と紹介し、When Will I Be Loved、二人でギターの弾き語りを始めました。今度はスティングが高音でハモり、ポールが歌います。とてもうつくしいハーモニー。私は知りませんでしたが、あとから調べると、今年初めに亡くなられた方だったそうです。演奏が終わり、二人が手に手をとってお辞儀をし、一緒にステージから去りました。二人でどうどう31曲を演奏したリッチな2時間半でした。



と、ここでまだまだあきらめないまどじゅ。うしろを振り向き、「ジョー君、今度いつ日本に来るの?」ともう一度聞く。ジョー君またさっきと同じ顔して、躊躇している。するとまた奥さまが今度はまどじゅに、「あなた日本人?」 まどじゅ、「いえす、あいあーむ!」 奥さま、「え、それじゃあ日本語話せるの?」「おふこおーす!」「ジョーも日本語話せるの知ってる???」「あったりまえじゃい!!」奥さま大喜び!そして奥さまを感心させようと思ってか、はたまた奥さまに聞かれたくない情報なのか(うしし)、まどじゅに向かって、「僕は6月26日に、xxxxで日本へ行きます」ときれいな日本語でこたえてくれました!!前より上手になってるぅ。ちゃんと文章つくってるぅ!!ただ、xxxxのところだけが聞きとれなかった。あとからフィクションプレインのウェブとかで調べても、来日の情報なんて載ってないのだけど、何でくるのかなー。この1年間、フィクションプレインのメンバーはみんな子もちになったり、それぞれの音楽活動をしてたり、別のビジネスをはじめたりして、ライブらしいライブはやってない。ギターのセトン君のツイッターによると、今年後半ツアーをまた始めるらしいのだけど。。。。まさかお忍びじゃ!!ま、それだったらまどじゅになんか教えてくれないよね。

と楽しい夜は終わり、Crestineちゃんとセルフィーをたくさんとって、やさしいエンジニアのおじさんから引き出しの中にあったセットリストを分けていただいて、外にでました。ここでCrestineちゃんからの悪い子提案!「フォーラムクラブからバックステージにはいれるかもしれないから試してみよーよ」と、バックの中から、使いふるした黄色いリストバンドを出して、私とSanti君に腕につけろとうながす。え〜〜〜〜こんなんで入れるのかなーと小心者のまどじゅだけど、さすがロスの人たちは慣れてるんだか、どうどうとしてる。 

Crestineちゃん先頭で、まず第一のセキュリティーを突破。えー入れるんだこんなんで。そして階段をおりて会場へはいるところで第2のセキュリティー。ここで、「君のリストバンドは黄色じゃないか、今日は緑のリストバンドしか入れないんだ」とCrestineちゃんがつかまっちゃった。でもSanti君は何事もなかったかのように中にはいってちゃったので、まどじゅもついてっちゃった。なかに入ると、広いスペースにスタンディングテーブルやソファーが。奥にはバーカウンター、そしてはじっこにはおいしそうなお料理やデザートがてんこ盛り。そこここに人がいるけど、セレブはみえないなあ。とりあえず小心者の私たちはバーでお水を頼む。ちなみにお酒も全部ただ。フードバーではあまりにもクッキーがおいしそうだったので、2枚いただいちゃいました。ひとつはCrestineちゃんへのお土産用に。


(提供Santi君)

そこでSanti君いわく、ポールのドラマーが入ってきて、携帯で話しながら人をさがしてるみたい。でも私はよくわからないので水をがぶがぶ飲むけど、いつ追い出されるかわからないのでどきどきしておちつかない。スティングがでてくるならともかくいないし、Crestineちゃんにも悪いし、「もうでよーよ」と言って15分くらいで早々に退散。外にでるとCrestineちゃんが、「なあーによ、あなたたち、私をほっといて楽しんでればよかったのに。」そして私たちは夜のハイウェイのとばりを吹っ飛ばして帰路につくのであった。あーおなかすいたと、ダウンタウンで超おそい夕食をとって、はい、おやすみなさあい!



2月15日 − アナハイム ホンダセンター

今日は日曜日。電車でアナハイムまで行って、駅前の素敵なレストランでランチ。フルーツのごろごろ入ったサングリアおいしい!再び飲みすぎる。

夕方車でロスのダウンタウンからアナハイムへ向かう。素敵なサンセットを横目に見ながら、ホンダセンターが見えてきた。今日はSanti君のお母様も一緒。心優しい親孝行息子のSantiくんはママのお誕生日プレゼントに、パーティー参加権付きの最前列ダイヤモンドチケットをあげたのです。そもそもママがスティングの大ファンで、ママがかけるスティングの曲を聴きながらSanti君は育ったのだそうです。Sting.comの掲示板の話題とかもでて、ママは超オンラインだった!!!

今日のコンサートは昨日と曲目も間にいうセリフもほぼ一緒なので、内容は割愛させていただきますが、ゆいいつちがったのは、Love Is The Seventh Waveが、Walking On The Moonにかわっちゃったこと。前日のノリが悪いと思ったのか、メジャーなポリスの歌はやはり大受けでした。でもコアなスティングファンにはちょっと悲しいよね。。。 とゆうことで、ここでスティング写真のかためうち!













今日の私の席は残念ながら両横前方すべて190センチくらいの巨人に囲まれて、立ち上がってるときはみえないみえない。しかも私の前にいる巨人カップルは抱き合ってキスして全然コンサートみてなくて、私がわずかな隙間を狙って左へ傾くと左へのけぞり、右へ傾くと右へのけぞり、おまえらみてないのなら席かわれ!!とどなりたかったけど、イタリアンマフィアのような風貌だったのでやめました。しかもマリファナの香りがどこもかしこもぷーんとただよい、ポールサイモンが歌ってると60年代のヒッピーになったような気がしました。

ちょっと煮え切らないまま、でもやっぱり最後のBridge Over Trouble Waterで、いままでの不満解消!やっぱりスティングのこれはすてき!!でゆっくり会場をあとにします。Santi君のママから「日本へのおみやげよ」と、ダイヤモンドチケットについてきた、VIPパスと、Sting & Paul Simonロゴ入りのデニム地のバッグをいただきました!とてもいい思い出になりました。



今回のコンサートは2回でおわり。このあとまる一週間ロスに滞在しましたが、その間にハリウッド大通りでスティングのスターをみて大声をだし、警察官が登場しちゃったり、Cresitineちゃんとガールズショッピングをしたり、今回コンサートでは会わなかったけど、スティングとの2ショット写真を何十枚ももっているおなじみのHeatherちゃんに、オレンジカウンティを案内してもらったり、ハリウッドの丘へハイキングに行ったり、マルホランドドライブを猛スピードでふっとばして死ぬかと思ったり、ステープルセンターでレイカーズの観戦をしたりと、たっぷりロスの日常を堪能しました。とてもうれしかったのは、レストランで朝食をとっていると、Fragileが流れ、ドライブ中にラジオでマジックが流れ、そしてランチでも!!地元の人は「いつもだよ」って言うし、地元でコンサートをやっている時期だからかもしれないけど、(でもサイモン&ガーファンクルの歌は一緒にながれなかったもんね)でもとっても祝福されているようでうれしかったでっす! Crestineちゃん、Heatherちゃん、Santi君たちがかわりばんこにまどじゅの子守をしてくれて、やっぱりスティングファンって最高と思いました。3人にはとても感謝します。これからも友情が続きますように。








スティングが音楽を手掛けたThe Last Shipが6月にはシカゴで、そして10月にはニューヨーク、ブロードウェイで封切になります。日本はもとより、ヨーロッパすらご無沙汰してるスティングですが、またワールドツアーをしてくださることをねがってやみません。

みなさん、またまった読んでいただいてどうもありがとうございまーす。お粗末さまでした。


※ ジョー君の来日は6月ではなくて7月のフジロックであることが後で判明しました