まどじゅの泣いて笑ってへろへろニューヨークレポート

2008月8月ニューヨークで Police のコンサート をご覧になったまどじゅさんのリポートです。
*最初に断わっておきますが、コンサートレビューではありませんので、 あまりライブの内容のことについては触れていませんからご了承ください。


8月1日
またまた毎年恒例のNYだイェーイ!!でも今回はシティにはたったの4日間、二日はロングアイランド だイェー!(?)夕方ニューアークにおりたったまどじゅは、がらがらのイミグレーションを通り 今年もお泊りさせていただく学生時代のお友達Aちゃんと、いつもの待ち合わせ場所、グランドセントラル駅に あるマイケルジョーダンレストランへ行く。ワインを2杯飲んでへろへろのところへAちゃん登場。 旦那さまのRとその双子の弟S、そして私の元仕事仲間Mちゃんと落ちあい、ヤンキース戦が観戦できる レストランで食事をする。ヤンキース負ける。やっぱまどじゅが球場へ行かなきゃだめだわっ!!


8月2日
朝Aちゃんと犬の散歩とお買いものをしてから、今日は一人でヤンキース観戦。なんとダグアウト上の最前列!! 今日はオールドタイマーデーと言って、公式戦の前に元ヤンキースのおじいちゃんたちの試合があり、 ちょっと得した気分。一人だったけど隣に一人で来ていた常連のねーちゃんとビールを飲んで多いに 盛り上がった!もちろんヤンキースのホームラン攻勢で楽勝!!
夜はロングアイランドまで40分車を飛ばしてピータールガーのステーキを食べに行く。うーん今回は ロングアイランドづいている!!


8月3日
今日はAちゃんと二人で、はるかうえ~~~~の方で観戦。もちろん勝つ!!これでこの球場とは 一生のお別れだわ。さようなら~~~~ 来年からは新しい球場で勝つ!!
ヤンキースのジャージーを着たままダウンタウンへ地下鉄で行って、Katzでパストラミサンドと マッツォボールスープを食す。しかも今日はハリーとサリーのテーブルがあいてたので、いち早くそこへ座る。 思いきり観光客!!


8月4日
ははは~やっと本番の日。みなさんもう読み疲れたでしょう、まどじゅの日誌。お昼にMちゃんと落ち合い アッパーイーストでランチ。そのあとペンステーションへ一人で行き、ロングアイランド行きの電車に乗る。 地下鉄以外の電車にアメリカで乗ったのはじめてで興奮したけど、のろいな~~~、私が走った方が早い じゃんかというのが印象。ジョーンズビーチのあるフリーポートという駅で降り、Stingfan222 と Liz の車を待つ。 Lizとは東京以来、Stingfan222 とは去年のNY以来。なちゅかちー!!そして10分ほど車を走らせると、 Nikon Jones Beach Theater が見えてきた見えてきた!!

まだ午後5時。コンサートは7時半からだから、まだ超時間あるけど、これからビーチの駐車場で テールゲートパーチー。テールゲートパーティーというのは、車の後ろをあけて、そこに集まってパーチーを するという寸法だ。今回は Sting.com の集まりで Johnny さんが主催。またそこここに懐かしい仲間と再会。 バンクーバーで会った人たち、ロンドン、バーミンガムで会った人たちもいる。もちろん Andy,  Paul の Legend3人組とそのチームマスコット、PoliceDogかずさん もご健在。え、あれ、3人組の一人の Sue がいないじゃないか!?Mimi さんからグロースティックと赤いライトのつく白いぽんぽんをもらい、 とりあえずお尻にはさんでおく。(ぽんぽんをだよ、グロースティックじゃないよ、そんなことしたら すごく変だよ)でもここだけの話、お尻にはさんだの忘れて、トイレに行って便器の中に落とす。 ちゃんと洗ったよ。ビールでかんぱーい!!

あっちこっちでテールゲートパーティーやってるのであちこちはしご。みんなポリスをがんがんに かけているけれど、いちばん大きな音は Jones Beach Theater から聞こえてくる。そう、ここは野外シアターなので、 Sound Check の音がまる聞え。あれ、Sue の声が聞こえる。そう、彼女は Meet&Greet 付きのチケットを買って、 今日はスティングと舞台で歌っているのだ。あはは。Meet&Greet の常連 Heather ちゃんの声も聞こえるぞ。 だからここは格好の場所。すぐそばにはきれいなビーチ。明日はビーチで日焼けしよっと!

大きなバスが着く。DonnaJ のおうちからやってくる Stewart ファンたちのご到着だ。この人たちの多くとは ホノルルで大いに盛り上がった。この中に混じって Takeshi さんも登場!今日のチケットは Takeshi さんから 譲っていただいたのさ。さあへろへろに酔っぱらったところでいざ出陣。でもやっぱりおなかがすいちゃったので、 Lizと地べたにすわってチーズバーガーを食べる。まずい!!

中へ入るとあっちの方に I さんが! I さんも今回 JB へはマンハッタンからお一人でいらっしゃっている。
私の今日の席は前から2番目のSting前。もうすぐ Elvis Costello がはじまる。

私はCostelloの歌はあまりよく知らなかったけど、今回聞いてみてすごく気に入ってしまった。 なんで今まで聞かなかったのかふしぎなくらい。水玉のおしゃれなネクタイやブラウスもかわいい!!
まだ前の人が来てないので、前でよおく見る。私の目の前のステージの上には機械が置いてあって、 その間の細い隙間から舞台の奥の狭い出入り口が見える。そろそろ Sting がでてきて一曲だけ Costello と 歌うのでちらちらそちらを見ていると、あ、いたいた Sting パパ(?)入口の奥に立っている。 多分 Sting が見える角度は私のところからだけ。私は機械の隙間から彼に向って手を振ったら、 振り返してくれた。やったね!そして舞台に登場!すごいひげ面。まるでひきしまったヘミングウェイだ。 でもまどじゅはきらい。超おじいさんにってゆうか年相応に見える。若若しい Sting がいい! 彼の装いは白い可憐なブラウス。こーゆーおちゃめな朊着る Sting 大好き!!



Costello が終わり、Meet&Greet の人たちがやってくる。Sue ちゃん、Heather ちゃんはじめ、 みんなお顔が昂揚してる。そこここで再開のハグハグ。その人たちから、サウンドチェックではジョー君が いたと聞いて、本当は Police なんかどうでもいいと思っている Liz は大興奮!!ぴーちゃんはいるのかなあ? 舞台前は騒然。ここはホノルルでみたところと同じくらいの大きさかな。とてもすてきなシアターだ。 潮風に吹かれて汗ばむ陽気の中でみるのは楽しい。でもすごい寒い時もあるらしい。

そうこうしているうちに Get Up Stand Up が聞こえみんな黄色い声を上げ始める。いつもの様に Stu と どらが現れ、Andy がとことこあらわれ、Sting がダークグレーのぴちぴちの90デニールくらいの タイツ地でできてるような長袖のシャツに着替えて現れる。やっぱりひげづらだけどかっこいい。 このシャツ汗かくとまだら模様になって、面白い柄になる。ウルトラマンぽい感じ。とあっとゆーまに Takeshi さんはセキュリティーの合間をかいくぐって一番前へ行ってしまった。まどじゅの前には 身長190以上あるおじさんたちでなにも見えなくなっちゃったけど、運よく通路側の席だったので、 通路に飛び出てみてたから実質前に遮るものなし。やったね! まどじゅの右斜め後ろにはおばあさんが まどじゅのおそろいのブルーとグレーのしましまのポリスTを着ているけれど、ばつぐんのスタイルで とても同じシャツとは思えない。

いつもの Message In The Bottle からはじまり、あまりレパートリーは変わってない。Andy と Stu の舞台衣装も かわってない。BackGround も変わりなし。うたの途中のセリフも変わりないけど、もっと話が多いな。 JonesBeach がどんなに好きかって話もしてた。

2回目のアンコールの間に、4列目にいたおばあさんが、私たちの前のせまい Snakepit の中に入って行った。 私の眼の前でステージにへばりついて旦那様に気づかせようとしてるんだけど、Next To You を歌っている Sting は全く気付かない。Stu も Andy も気づいて指を向けてるのに。Maggie ちゃんと私は彼女の後ろから “Sting, she is here, she is here!”って叫びながらおばあさんの頭上で腕を一生懸命振ってたんだけど、 結局そのままおきまりの挨拶をファンにして、そのまま引っこんでしまった!ライトがついて おばあさんは振り向き、”OhWell”と全くしょうがないわねぇみたいな感じで肩をすくめほほ笑む。 Maggie ちゃんと肩を組んでしばらく話したあと、私の方を向いたので、とりあえずなんか言った方が いいかなあと思い、“素敵なショーをどうもありがとう”となんで奥様に言うのかわからんが言ったら、 “Oh, you are so sweet! ”と言って、私をハグしながらほっぺにチューをした。まあよしとして あとから Shigeyo ちゃん曰く、間接キッスだと思えばいいじゃんということで、Paulに話したら、 まあチューをするのは Sting のくちびるだけじゃないだろうから、君は間接的に Sting にxxxxxしたこと にもなると、伝説的なファンのくせして低脳なわけのわからないことをおっしゃる。

ライブのあとは、DonnaJ のニュージャージーバス(ふつーのチャーターバスと思いきや、バスの内部は ドリンクとオードブルとゴージャスなラウンジでできたリムジンであった!!)の周りで帰り間際の短い テールゲートパーティーをしたあと、TGI Friday で女の子4人でこんもりご飯を食べてホテルに戻る。 トイレの便器にまたぽんぽん落とす。おやすみなさい。



8月5日
今日はゆっくりお昼近くに Liz ちゃんと起床。ホテルのそばで、買い物と、すっごいしつこいパスタを 食べてから、JonesBeach の Beach へ行って、午後はコンサートが始まるまで日光浴。東海岸に、 こんなに素敵な白浜のロングビーチがあったとはもうけもの!まどじゅはお気に入りの水着を着て 思いきり泳ごうと、えいやっと水の中に入ると、すぐに深くなってご機嫌。でもよくみると、そここ こに 小さなくらげが浮いていて、避けるのが大変!そして Liz ちゃんとまどじゅはいびきをかきながら爆睡する。 おやすみなさーい。
と、まどじゅの携帯がなる。もう5時だあ、あーよくねた。電話の主は Santi 君。今日ロサンゼルスから到着。 ホノルル以来、久し振り!!びしょびしょのまどじゅたちを、レンタカーにのせ、また駐車場で伝説3人組と マスコットがやっているテールゲートパーチーに Join する。Sue ちゃん、Paul, Andy に、Shigeyo ちゃんの Police, Sting のコンサート累積回数が、年内に100回を迎え、日本のファンたちはそのお祝いをするんだと いう話をしていて、みんなが祝福してよろこんでくれた。特に Sue ちゃんは、アジアにすんでいながらの 100回達成が、どんなに大変か想像できるけど、その中での Shigeyo ちゃんの、30年近くにわたる忠実な 思いは素晴らしいと話していた。この時点で Shigeyo ちゃんがNYへ来ることになってたんだとは、夢にも思わなんだ。  Takeshi さんは日本にいる時から、僕の友達がマジソンのチケットを探してるんだけどいい席あまってない? なんてとぼけちゃってるし。

そして今日も飲みすぎてへろへろになったところで会場内に入る。今日は正真正銘の最前列スティングの目の前。 となりは常連の Heather ちゃんと旦那さま、そしてSueちゃん。 Heather ちゃんは、ゴムのやわからい ふさふさで覆われた、蛍光色のみどりのやわらかーいボールを持っている。これは Stu ファンの Meg ちゃんが、 Stu に投げてもらうためにあずけたもの。あまりに興味深いので、触らせてもらう。アー気持ちいい。 ゴムくさいけど、このゴムの、肌にすいつくようなふさふさ感がたまらない。ずーと癒されていたいように、 ほおずりしてとまらない。Megちゃん曰く、一個5.99ドルで、おもちゃやさんで売ってるんだそう。 まどじゅもほしいなあ。とりあえず、まどじゅの汗とよだれを残して返す。してまた昨日のように、 かわいい Costello ちゃんの演奏から始まる。前座というには失礼なほどの大御所、席も Ficition Plane の 前座と違い、たくさんの席がうまってるし、彼も空席は全然気にしてない。Sting もまた、一緒に1曲歌い、 また引っ込む。また2,3曲する、今度は黒朊に黒縁めがねをかけた、80年代の Costello ちゃんのような 3人組がギターをもってはしゃぎまくる。Costello が4人、ひげダンスでもはじまるのかとおもいきや、 この3人は Sting と Andy と Stu だった!ギターを持った Stu はおおはしゃぎでどっかいっちゃってる。 大爆笑の渦!




今日の Police は途中ジミヘンのパープルヘイズとクリームのサンシャイン・オブ・ユア・ラブが はいってたけど、Andy の奏でるパープルのギターはあまり好きじゃなかった。やっぱジミヘンが偉大すぎるのか? 昨日と比べてアドリブも多かったしなんだかとても3人とも楽しそう。
途中で、ホノルルでもでた Plutonic の茶色い CHA ボールがそこらじゅうをとびかう。会場の方々で はずんでるはずんでる。私のところにも何度も飛んできては、ステージに飛ばす。Sting が蹴り返す。 Andyが蹴り返す。
終り近くになり、Heather ちゃんが私の大好きな緑のふさふさゴムボールをステージへ投げる。 Stu の方へ投げたけど、ちょっと距離が届かないし Stu はドラムの後ろ。と、Sting がそのゴムボールに 気づき、拾っていじくりまわす。緑色なんだからさ~~~Stu のものでしょう!! Sting も悟らないと~~~へっへっへ~~。そして胸にはハグハグしたあと、ひげ面で頬ずりし始める。 顔が恍惚としている!!そして、それを口にくわえ、“あー何これ~~~僕気にいっちゃったあー、 すごくきもちいい~~~”と言って奥にいるローディーに渡す。あ、何これ、またまたまどじゅと 間接キッスじゃん!?!ってゆーかまどじゅの間接キッスを Sting がもらった!Sting に変な病気が うつったらまどじゅのせいだ!!妙な気分。逆だったらうれしかったのになあ。。。。





ということで今日も無事に終わり、このあと Moon Light Diner で、なぜか大勢の Stu ファンたちと、 Legend3人組、マスコットかずさん、Liz ちゃん、Myrna ちゃん、Santi 君と私で食事。Stu ファンの一人は テールゲートパーチーの時からずっと車の中にキープしてたサリーちゃん( Be My Sally のサリーちゃん人形) をレストランの中へ持っていこうとして、他のファンたちに大ブーイングされる。 あたりまえでしょう、あなた!さあ、明日はマンハッタンへ帰るぞ~~!おやすみなさーい。


サリー人形とまどじゅ

8月6日
はいはい、今日は Liz ちゃんと Myrna ちゃんと3人で、電車でペンステーションへ帰ってくる。 今日のまどじゅの宿は、アッパーイーストのMちゃんち。とりあえずMちゃんちへ行き、おしゃれな レストランでおしゃれなお洋朊でお食事をしてから、ひとりでハーレムへ。え、なんでハーレムかって? かの歴史多きアポロシアターへ行くんですの。え、なんでアポロシアターかって?ファンクラブで募集していた、 Costello と Police のテレビ収録の150人の招待が当たったのだ!!発表は8月1日だったので、 くじ運の悪いまどじゅは、どうせあたってないだろうと思い、3日前まで知らずにいたのだ。 たまたまAちゃんちでメールをチェックしてて超びっくり!なんか一生のうちのくじ運を、 使いつくしちゃった感じ。

シアターへ到着すると、やっぱりみんな知った顔ばかり。Takeshi さんも当たってる。Liz ちゃんも Myrna ちゃんもみんなあたってる。パスポートを窓口でみせて、腕に黒いバンドをまわれ、指示通りに会場へ 入っていく。もう席は決められていて、私の席は後ろから四番目の一番端。TVにうつるかも知れないから、 おしゃれな朊を着てくるようにとの注意だったのに、こんな暗闇テレビになんか写りそうもない。 となりの女の子は知らない子だけど、自己紹介しあうと、地元に住んでて、9月に結婚するとか。 彼女もファンクラブの会員だけど、なんでみんな他の人が知り合い同士なのか、まるでさっぱりわからない様子。  ステージには、こじんまりと楽器がセットされてる。とても古い劇場だけど、ゴージャスな バルコニー席もあり、昔の栄華が想像できる。中央最前列あたりは、VIP席と称して、Costello ふぁんでも Police ふぁんでもなさそうな人たちが陣取っている。と、そのなかにマシューモディーンの姿が。 80年代90年代は、とってもかっこよくてファンだったのよね~~~~。と始まる直前に、 後ろの方の席の人が前のぽつぽつあいた席に移動しはじめた。え~~~~いいなあ。私たちも~~~ ととなりの女の子と指をくわえてみているうちに、私たちの列は私たち以外だれもいなくなっちゃった! せめてステージが見やすい真ん中へ移動しましょうということになり、そちらへうつると、係の女性から、 “前に移りたい?”と聞かれ、うんうんとうなづくと、連れて行かれた席がなんと一番端の最前列! 超ラッキー!

まずは Costello ちゃんたちの演奏から。そのあと Police とのコラボ。引きなおしたり、弾き方を変えてみたり、 そして前にしゃがんでいるディレクターのジェスチャーにあわせ、私たちは拍手をしたり、 声を上げたり笑ったりのあやつり人形。
そのあと、なんかコステロちゃんがホストみたいな感じで三人がゲストで一人一人インタビュー形式でトーク、 そのあと三人いっぺんに、そしてみんなでライブという感じだった。聞いた話は、3人のとも、 Andy の伝記にそった話だったような気がする。彼らの歩みに、Costello ちゃんと交わった時期の エピソードなんかを加えて、とても興味深かったのだけど、実はここだけの話、毎日の強硬スケジュールと 睡眠上足な私は、トーク中何回か首ガックンしてしまった。この世紀の瞬間を目の当たりにして、 まどじゅは何を考えているのか?!?!ファンのみなさん、本当にごめんなさい。
昨日に引き続きあまり好きくないパープルヘイズ、そして Sunshine Of Your Love。私はカメラの真ん前で、 客席をじっと写してる。私の鼻面に、カメラがむけられ、私を写してるんじゃないだろうけど、 カメラがこちら向いてるとつい顔がひきつっているのに、聖子ちゃん風こまったちゃんのくちすぼみ顔に なるのは、私たちの世代の宿命なのか?え、あたしだけ?リュートもちょっぴし聞けて、オリジナル だったボサノバ風ロクサーヌがたいへんきれいだった。一小節だけだったけど。12月のリュート コンサートで聞けないかな? 

終わったあと、シアターの前でしばらくハングアウトしていると、Andy が一瞬でてきて、 シアターの前で写真をとっていた。Sting とかもでてくるかなーとおもってたんだけど、出てこなかった。 まどじゅはこのあと、MちゃんとAちゃんとユニオンスクエアでディナーをする約束だったので、 今年の2月日本にもきた、Najla ちゃんと、タクシーをシェアして町を下っていく。
食事のあと、またよせばいいのに、まどじゅは Santi 君他ファンのほとんどが泊っているマジソン近くの ホテルのバーへ行き、2時くらいまで飲む。明日はどうしても朝セントラルパークでジョギングすると宣言すると、 Santi君がじゃあ僕が食べ物を持って行くから、ジョギングのあと一緒に公園で朝食をとろうという。 はたして起きられるのか?

8月7日
いよいよ最後のコンサートの日。明日の朝早くまどじゅは町をでるけど、まだNYでいつもやりたいこと、 今回はほとんどできてない。それで今日は、昼間は超ハードスケジュールで、やりたいこと全部やるぞ!
まず約束通り眠い目をこすり、8時半にMちゃんと犬とセントラルパークを走る。運動上足で超寝上足が つづいているまどじゅは、マラソン体型のMちゃんと犬についていけず。。ぜえぜえはあはあで、早歩きに切り替える。 シャワーを浴びて、チャイナタウンへ地下鉄で行き、飲茶を食す。そのあと、Soho へ移動。パトリシア フィールドのブティックで、Sex & The City ばりのえぐいドレスを、きゃわいいゲイのスタッフのお見立てで買う。 目玉は、SATCの映画の中で、キャリーが何度も使っている、ビンテージルックの太いベルトのレプリカ。 最後の一個だったものをゲット。日本ではこの時点でまだ SATC の劇場公開をしていないので、日本へ帰ったら、 なかよし女の子4人組で映画を見に行く時、このベルトをしていくのと例のきゃわいいゲイのスタッフに話すと、 あなたやるじゃなあ~~い、きゃあエキサイトね!とハイファイブ!でもXLなのに超きつい!それ以外に、 とても普段着られないような、変態じみたものを、女友達のおみやげに。。。

そのあとミッドタウンへ移動して、タイムズスクエアで待ちに待った SATC を鑑賞。泣いて笑って2時間半が あっという間に過ぎ、Mちゃんとの別れを惜しんで、今日泊まるホテルへ行く。途中で Santi 君が追いつき、 まどじゅのホテルでいっぱいひっかけ、地下鉄でマジソンへ。まずは FATS で史上最大の Fan Get Together. FATSの方は、 Stu ファンが長い間企画していたもの。実はこの隣のバーには、Stingファンが企画したパーティーもあり、 どっちへも行き来できるようになっている。素敵なことに、Sting のファンパーティーは、Wendy がやってきて、 支払は Sting よ、とかっこよく支払を済ませていったんだって! かっこいい Sting!!
ここには日本からきた他のファンもいっぱい来てる。私も Takeshi さんをはじめ、Dさん&Cさん、 お友達のMさんと久しぶりの再会。Legend マスコットのかずさんを紹介し、かずさんからは、Carter(Paul)の 終わりと書かれたお手製のシールをいただく。Takeshi さんが、“あれ、Shigeyo さんも来てるはずなんだけどなあ” とわけのわからないこと言っている。もうよっぱらっているのでとりあわないでいた。いつもは日本とアメリカの 両方の携帯を持ち歩いていたのだけど、今日は、日本人のお友達と連絡をとる必要はなかったので、日本の携帯は ホテルにおいてきた。これが運命の分かれ道になるとは夢にも思わなかったまどじゅであった。

またへろへろでトイレに何度も行きたくなりながら、会場へ入る。今日の席はいままで一番悪く前から7列目。 しかもTV関係者がぎりぎりになって、ファンのためのスネークピットをつくり、200人のファンを抽選で 集めたため(まどじゅはこれには応募しそびれた)、1列目が大幅にうしろへ下げられ、実質14列目くらいに 感じる。まあいままでがいい席だったから、今日はゆっくり気楽に見ようということになった。まどじゅは Santi 君とすわったけど、偶然 Liz ちゃんたちも3、4席離れてるだけ。
席はそんなに良くないと思いきや、ここが俗にいう、セレブ席。私たちの2列前にはモンキーズのミッキー、 左のブロックにはあばあさんとブルーススプリングスティーン、その後ろにはデカプリオさま、映画300とか、 オペラ座の怪人とかのジェリーバトラー、ブロンディーズのデボラハリーと、ミーハーの私には鼻血ブー。 そして私のすぐ前に子連れのこぎれいな奥様がいらっしゃったと思ったら、コープランド夫人だった! そしてその横にはソプラノおじさん、ジェームスギャンドルフィーニが、アジア系の女性と。 Lizちゃんと一緒のCさんは結構セレブに積極的で、片っぱしから一緒に写真を撮って下さいと頼んでは、 断られしてたんだけど、ジェリーバトラーだけは、一回断ったけど、すぐに “OK,高校時代の友達とかの振り してね” といって、一緒に写真を撮ってくれた!まどじゅは彼の腰に手をまわしたけど、石のように硬くて 超素敵! さわやか好青年で、ハンサムで、すぐにファンになってしまいました。

そうこうしているうちに、暗くなり、最後の Get Up Stand Up が。あれ、なんかいつもとおもむきがちがうぞ あ、はじまりがパープルヘイズ。そしていきなりポリスたちがぞくぞくと!!ポリスのマーチングバンド!! え、いや、ほんとの NYPD! でもスティングも警察帽をかぶっている!!これはまさかフルモンティか?ポリスとポリス のこらぼ、いや、あっぱれ。これ面白い。



途中で3人のねえちゃんたちがステージに出て来たと思ったらスティングの娘だった。 安くすませたな、おやじめ。さすがばあさんは毛色がちがうとみた。
ちらちらまわりのセレブを見渡すと、みんな楽しんでるみたい。レオ様は未だ帽子をまぶかにかぶって むすっとしてるけど、腰はのってるのってる。ソプラノおじさんは私の左斜め前で、アジア系のねえちゃんと ラブラブ。奥さんだろうか。時々私の奇声にびっくりして振り向くが、ドラマの中と違ってピストル ぶっ放したりなんかしない、顔が人懐こくてかわいい。スチュワート夫人御一行は背が高くてあまり よく舞台が見えない、しかも私の前にいる娘が落とすおもちゃを拾い続けていたまどじゅ。 顔がスチュにそっくりで思わずキスしたくなる衝動をじっとこらえる。EBYTで涙が止まらなくなった私の 顔を上思議そうに見ていた。なんで泣くのかわからなくて恥ずかしい、これからもスティングのステージは見られるし、 ドミニクも恋しいし、でもステュとアンディの一生懸命な演奏を見てるとのどがつまってくる。 となりのサンティくんもサングラスをかけ泣いてた模様。スネークピットにいるファンたちもみんな泣いて るんだろうか。
あっとゆうまにアンコールでひっこむ。でもスクリーンはバックステージに入ったスティングの姿をおっかけてる。 赤っぽい照明の下で、女性二人の間のベッドにあおむけになるスティング、するとその女性たちが、 スティングのひげを剃り始めた。ここまでやるかスティング!!
そして再びでてきたスティングは、つるつるの若々しいスティング!



ライブ終了後のファンの集いも涙涙のお別れ、特にホノルルで仲良くなった、強烈なステュのファン達と の別れは辛かった。Midori さんもいる。あんまりお話できなかったけど、やっぱ日本のファンに異国で 会うとうれしい。
せっかく素敵なホテルに最後の NY の日の宿をとったのに、たった1時間 でチェックアウトし、早朝の暗い道を空港へ向かう。空港へ着いてチェックインもすまし、やっと日本の 携帯をチェックすると、なんと、Shigeyo ちゃんから“今どこ?”メールが、ショーが始まる直前に入っていた!! 返事を書いたがもう会えないよ~~~。でも Shigeyo ちゃんも残りの NY 滞在を楽しんでるといいなと思います。
夕方ホノルルに到着。2月に一緒にコンサートに行ったTちゃんがお出迎え。彼女の家に着くと、 2月に Get したときの CHA ボールが、おうちのプールに浮いていた。

泣いても笑っても、世紀のコンサートはこれでおしまい。え、本当か? また数年後にやったりして、 でももうこんなに世界中はもういかない。お金が続かないよ~~~。
スティングはリュートコンサートでの年末の来日が決まってる。1年に2回もきてくれるなんて、 うれしいじゃあありませんか。泣いても笑ってもやっぱり、Show Must Go On.
皆様お疲れ様でした。