Will Kemp
2009年9月:Will Kemp

イギリス人ダンサー。映画にも出てます。

バレエの舞台を見るようになったのは・・・2001年公開の映画『リトル・ダンサー』がきっかけです。 それに出ていたアダム・クーパーを経て・・・ウィル・ケンプに至る。いえ、その間に数々の マシュー・ボーン作品とかアダムの舞台がありましたけど、面倒なので省略します。


以下、ちょっと恥ずかしいウィル・ケンプファンの歴史。

2005年4月14日 ファンミーティング@東京タワー
6月から始まる舞台のプロモーションで来日したのだと思うのですが(うろ覚え)、ファンイベントが あり、応募したら当たってしまったので、東京タワーまで行く。 東京タワーに昇ったのは小学生の時以来でそれだけでも興奮するのですが、夜景の見える展望台でのファンとの 質疑応答とか。恥ずかしいと思いつつもしっかり記念撮影とか。(グループ毎に別れて順番に)
写真はちょっと探したけど見つからないので載せられません。

2005年7月10日 『愛と幻想のシルフィード(Highland Fling)』千秋楽@東京芸術劇場
バレエの古典「ラ・シルフィード」のマシュー・ボーン版(現代のスコットランド・グラスゴー) という事で、ウィルはキルトに皮ジャンで登場します。
余談ですが、千秋楽の他に友人から急用で行けなくなったチケットを譲り受けて6月にも 一度見る予定だったのですが、誤って千秋楽のチケットを持って行ってしまい 見られなかったという辛い事がありました(大馬鹿)。席も列までしか覚えていなかったので 事情を説明しても入れてもらえず。チケットぴあで「発券証明書」を出して貰えれば 入れます、と言われたもののぴあに行って探してもらったけど見つからず。(後日友人に 確認したら、Yahooチケットで買ったとの事でした。)
でもさー、前にもチケット無くした事あったんですけどね、その時は公演元で買ったチケット だったし席もメモっていたので窓口で言ったら入れて貰えたんですよ。大昔のスティングの 東京ドーム公演でも、会場に入る直前に手元からチケットが無くなったという人もね、 プロモーターの人に話したら名刺に事情を書いてくれて入れて貰えたと友人が感激して いましたけどね。何が言いたいのかと言うと、チケットは必ず確認してから行きましょうって事です。

2006年3月14日 映画『マインドハンター』
ウィル・ケンプ出演作品という事で、公開終了間際の最終回に焦って鑑賞。観客2人。 怖い映画だったので、客が少なくてよけいに怖かった。
彼は他にもヒュー・ジャックマン主演の映画『ヴァン・ヘルシング』にも出ています。

2009年9月12日 『兵士の物語』マチネ@新国立劇場・中ホール
SS席12600円。上演時間1時間15分。高いじゃないか!が、これは本当にその価値がありました。 良いもの見た という気持ちで一杯です。でも、劇場入口で上演時間を見た時にすぐに思ったのは 「夕食には早すぎる」でした。後で聞いたら友人も同じ事を思っていたとか(笑)。

兵士:アダム・クーパー
ストーリーテラー:ウィル・ケンプ
悪魔:マシュー・ハート
王女:ゼナイダ・ヤノスキー

全員がクラシックバレエ出身のプロのダンサーでありながら 歌って踊って台詞も話すのは凄い。しかも見た目も完璧。

『兵士の物語』は役者なら誰でも一度はやってみたいと思う作品なのでしょうか?スティングも朗読でCDを 出しています。サー・イアン・マッケランがストーリーテラー(CDにはナレーターと書いてあります)、悪魔が バネッサ・レッドグレイブ(悪魔は男にも女にもなったりするのでどっちでもいいのでしょう)。CDには王女は 登場しません、普通舞台では王女はダンサーとして出演するようです。
日本でもデーモン小暮閣下が演じているようです。何の役でしょう?当然悪魔ですよねぇ?

という訳で(?)CDの解説を読んで予習してから舞台に臨みましたが、大正解でした。席が前過ぎて両サイドの 字幕が読めない。読むには首を左右に大きく向けなければならずそうすると舞台が見えない。 ストーリーは分かっていたので字幕は早々に諦め舞台に集中しました。

今回アダム・クーパーとウィル・ケンプの共演という事でかなり興奮しましたが、ずっと見ていたのはウィル・ケンプ でした。ストーリーテラー(&王様役)としての彼の演技は 素晴らしかったし、声も良く通って聞きやすい。発音も綺麗。でも私は彼の“踊り”をもっと見たかった。 ダンサーの彼が見たい人には物足りなかったと思います。これはアダムにも言える事ですけどね。
悪魔の演技も素晴らしかったです。最後の悪魔は本当に怖かった。あの姿で客席から出てきたら 失神していたかもしれません。王女も素晴らしかった。元々美しい人だと思うのですがコミカルなダンスが 本当に上手。彼女を軽々と持ち上げるアダムとウィルにも感動しました。私は踊りに関しても全くの 素人ですが、プロのダンスを見るとやはりクラシックの人にはかなわないなぁと思ってしまいます。 (TVで見る“美しくない踊り”をなんとかして欲しいと思う今日この頃)
いやー、それにしても悪魔が怖かった。

悪魔見たさに大阪公演も行ってしまおうかと。ダーリンのダーラムワールドプレミアに行ったと思えば安い もんさと思い、オークションで入札するも10円差で敗れる(涙)。でも結局体調を崩してしまい行かれなかった んですけどね。